告白してぎこちなくなるのが怖い？


親愛なる君へ

先日、君と共通の友達に会って来ました。
再会するのは２年ぶりくらいかな。
もう６年もの間、細く長くではあるけど交流が続いている、僕にとっては大切な友達のひとりです。
でもこの前彼女と会った時、ふっと一瞬こんな考えがよぎった。
「あぁ、君もこの場にいたら、もっと楽しいだろうな」
もちろん、君がいなくても、とても楽しかったんだよ。
でも、無意識に君がいたらもっと。。って考えてしまった。

君には５年前、告白したけどダメだったよね。
あの頃の僕はまだ子供で、君にどう接したらいいか判らなかった。
告白したことがもとで、君にぎこちなくされるのが怖くて、自分から逃げてしまったんだ。
でも、いま考えるとうろたえる必要なんて全然なかったんだね。
告白してノーと言われたからと言って、全人格を否定されたわけではないし、男としての魅力が何もないと言われたわけでもない。
結局君との仲がしばらくの間ぎこちなくなってしまったのは、自分自身のせいなんだと気づいた。
君があの頃、僕の事をどう思っていたかは今でもわからない。
でも、好きだと伝えてからが全ての始まりなんだと今では思う。
好きだと伝わっているからこそ、その後の行動が好意として伝わる。
好きだと言われた時になんとも思って無くても、言われることで、ドキドキ意識して相手を見るようになる。
そういうことの積み重ねが大事なんだと思う。

君とは４年以上、ずっと携帯でまれにやり取りするだけだった。
時には連絡先すらわからない時もあった。
その間、僕も他の女性と付き合ったこともあった。
けど、いつも心のどこかに君がいた。君の姿を探してた。
去年、今年と、少しずつまた会えるようになってきて、もちろん６年前とはいろいろなことが変わってしまっているけど、やっぱり今でも僕は君が好きだよ。

正直、君が僕のことをどう思っているのか、いまも判らない。
でも、君がどう思ってるかはあまり問題にしてないんだ。
今でも君のことが好きだって伝えたいだけなんだから。
身勝手かな？
でも本当のことだから仕方ない。
僕が告白してから先のことは君が決めてくれればいい。

告白しようか、しまいか迷ってるとしたら、告白した方がいい。
今回もダメかもしれないね。
けど、ダメだった時の苦しさを一度経験しているからこそ、もし受け入れてもらえたら、こんなに嬉しいことがあるのかっていうくらいきっと嬉しい。
それにたとえダメだったとしても、君への気持ちが変わるわけじゃない。
きっと一生友達のままでも、それは変わらないと思う。

以前告白した時に断られた後、君はそれまでと変わらぬ優しさを僕に示してくれたね。
そんな君だから、僕自身が君を避けたりしなければ、変わらずにいてくれると信じることができる。
そんな君だから6年間好きでいられたんだと思う。
これからもずっと、50年たって、おじいちゃん・おばあちゃんになっても、きっと僕は君のことを好きでいるよ。
50年経っても、きっとまた君に告白します。
いくつになっても告白する勇気は持っていたいね。

P.S.　まずは今年中に告白します。
　　　ドキドキして待っててね。