七夕は織姫と彦星のためにある。／なぜ七夕は天気が悪いか


親愛なる君へ

昨日は七夕でした。
予想通り、東京では天の川は見えませんでした。
なぜ予想通りかというと、毎年七夕に快晴になることはほとんどないからです。
天気予報で聞いた話では、七夕に東京が晴れになる確率は、いままでの実績では25％しかないそうです。
他の地方でも、高いところでもせいぜい30％そこそこです。
なぜ七夕は、いつもこう天気が悪いんでしょうね。

僕はある予想をしています。
それも密かに確信を持っています。
それは、一年に一度しか会えない織姫と彦星が、せっかくの再会を、みんなにじろじろ見られないためです。
年にたった１度しかないデートを、人にじろじろ観察されるのはイヤだもんね。
二人が出会うのは空の上だから、天気には関係なく１年に１度、必ず会うことができます。
天気が悪くてがっかりしてるのは、僕たちだけなんだね。
25％、言いかえれば４年に１度くらいは、サービスでいちゃいちゃぶりを披露しているわけです。
さすがは遠距離恋愛の大ベテラン。
僕らより一枚上手だね。

七夕は織姫と彦星のための日です。
七夕に天気が悪い時は、二人が久しぶりにデートを楽しんでいるのだと思って、優しく見守ってあげてください。
かわりにきっと、君の願いを叶えてくれます。


P.S.　僕たちだけの「７月７日」を作ろう。