誘うことが、最高の告白だ


親愛なる君へ

僕は好きになった人にアプローチする時に常に心がけていることがある。
それは相手の気持ちがわからなくても、とりあえず誘うこと。
例えばいろいろ不安を押し切って、初めてのデートに誘う。
でも「ちょっと都合がわるいので。。」と断られた。
もしくは１回目のデートで緊張して間がもたず、２回目のデートに誘ったけど、相手は１回目のデートでピンと来なかったから断った。
そんな場合でもいい。
自分をその立場において想像してごらん。
君だったらどうする？
何はともあれ、とりあえずは誘うことだ。
それも四の五の言わず、にこやかにね。
もちろんその時点での君は断られている。
でも、断られたにもかかわらず君が粘ることで、相手にとっての君のポイントはアップしているんだ。
セールスと同じことだよね。
お客さんは断ることで相手の熱意をはかる。
もちろんそんなこと意識してやってるわけじゃない。
そういうつもりではなくて断ったにもかかわらず、この人は嫌な顔一つせず、また自分を誘ってくれた。
ああ、この人いい人じゃないと相手は思う。
自分のこと、結構気に入ってくれてるんだと思う。
誰だって自分のことを気に入ってくれている人のことは、好意を持ってみる。
だから、断られた時がチャンスなんだ。
断られていいんだよ。
断られるために誘うんだから。
断った方は、ああ、断って失敗したなと必ず思っている。
ああ、断っちゃったけど、ＯＫと言ってもよかったのにな。
そういう気持ちが相手の心の中で貯金になるんだね。
そうすると相手は、次に誘われた時に、この間断ったし、今度は受けようという気に必ずなるんだよ。
どんなほめ言葉よりも、誘うことが一番正直な意志表示なんだ。
君は相手のことを、会ってる時にほめたはずだ。
でも、君が好きになるような素敵な人は、ほめられることに慣れている。
そんな人でも、誘われることは意外に多くないんだよ。
ほめるだけじゃだめだ、誘わなくちゃ。
断られても、とりあえず誘うことだね。

P.S.　何度でも断っていいよ。また誘うから。